日本科学者会議北海道支部(総会決議)
2014年3月9日
<「科学サロン」を以下の様に開催します>
関心のある方は、是非ご参加ください。
日時 3月17日(月)18:00より
会場 北大北方生物圏フィールド科学センター1階講義室
(ポプラ並木の向こうの建物です、詳しくは チラシを
ご覧ください)
講演 吉田文和先生「再生可能エネルギーと地域経済」
なお、詳しくは チラシをご覧ください。
<北海道科学シンポジウムのお知らせ>
一般研究発表
○日時:2013年10月26日(土) 10:00-13:00
○場所:北海道クリスチャンセンター5階チャペル
(札幌市北区北7条西6丁目)
14:00から17:00
【市民公開シンポジウム】
北海道の自然エネルギーを どう推進するか?
○報告者:
・山形 定(NPO法人北海道新エネルギー普及促進協会理事長、 北大工学研究院助教)
「『地域の地域による地域のための』自然エネルギーを目指そう」
・伊藤 雄三(科学者会議会員・元北大工学研究院教員)
「自然エネルギ-開発と電力連系の技術的問題について」
・小坂 直人(北海学園大学経済学部教授)
「電気事業の経営史と送電管理問題」
主催:日本科学者会議北海道支部
後援:NPO法人北海道新エネルギー
普及促進協会、一般社団法人北海道中 小企業家同友会
参加費:500円
問い合わせ先:
日本科学者会議北海道支部 事務局
e-mail: jsa-hokkaido@mc6.sings.jp,
電話・ファクス:011-707-2299
2013年8月30日
<緊急シンポジウムのお知らせ>
新規制基準と泊原発再稼働を問う -住民の安全と生活を守るために-
◇福島第一原発事故から2年半経ちました。昨年9月に原子力規制委員会が発足し、
今年の7月8日には新規制基 準が施行されて、泊原発を含む6原発12基が再稼働申請を
しました。しかし、福島第一原発事故の原因究明が ないままでの「新基準」では
「世界最高水準の規制」(規制委員会委員長)と言ううたい文句とは裏腹に、
大事 故を防ぐ事は出来るはずがありまません。
地域防災計画が本当に役立つのか検証もされておらず、「事故が起きたら勝手に
逃げろ」と言わんばかりの 無責任な事態になりかねません。
◇このような状況下で、改めて現在の原子力発電再稼働を巡る問題点を3点から解明し、
今後の運動に資するこ とを目的にしたシンポジウムを以下の要領で開催します。
多くの皆様の参加を呼びかけます。
☆ 日 時 :2013年9月21日(土)15時~17時
☆ 場 所 :北海道クリスチャンセンター(札幌市北区北7条西6丁目 011-736-3388)
☆ 演 題
○「新規制基準で原発の事故は防げるか」
石 健二(日本科学者会議会員 原発問題全道連絡会事務局次長 気象学)
○「原子炉一次冷却系材料の照射脆化」
姫宮 利融(日本科学者会議会員 金属工学)
○「地域経済と原発再稼働問題~泊原発を含めて考える」
小田 清(日本科学者会議会員 北海学園大学経済学部教授 地域開発政策論)
シンポジュウムのチラシ
<4月26日日本科学者会議・北大分会主催 新入院生・学生歓迎講演会のお知らせ>
地域のための自然エネルギーとは?
ー原発ゼロの社会は可能かー
講師:山 形 定 氏
北海道大学大学院工学研究院 助教
NPO法人 北海道新エネルギー普及促進協会 理事長
日時 4月26日(金) 18時30分~20時
会場 北海道大学情報教育館3F スタジオ型多目的中講義室
札幌市北区北17条西8丁目
参加費 大学院生・学生:無料 その他:300円
後援 北大生協
今回の講演会では、原発事故以降の次世代エネルギーへの関心の高まりをうけて,自然エネルギーの
開発・利用がご専門の山形 定さんに、現在の日本のエネルギーをめぐる問題をわかりやすく解説してい
ただきながら,原子力発電にたよらない自然エネルギーの可能性について,科学的視点から講演していただ
きます。また、北海道の自治体による自然エネルギー導入の事例についてもご紹介いただきます。
山形さんは、北海道大学大学院工学研究院 大気環境保全工学研究室で助教として研究活動と教育に
携わり、大気の監視・観測と大気環境保全策の検討を中心的にご研究されています。また、NPO法人北海道
新エネルギー普及促進協会の活動においては、大学で得られた知見を社会実践するため、そしてそこでの
経験を研究・教育に反映させるためにと、様々な自治体や中小企業、研究機関とも連携しながら、精力的な
活動に取り組み、自然エネルギーの普及を目指してご活動していらっしゃいます。
<2013年2月2日(土)講演・交流会を行います。>
とき:2月2日(土)16:00~17:30
ばしょ:北海道クリスチャンセンター、5F、チャペル
(札幌市北区北7条西6丁目、Tel 011-736-3388)
こうし:松崎道幸氏(深川市立病院・内科部長)
日本科学者会議北海道支部の新年最初の行事として、標記の講演・交流会を開催します。
講演者の松崎氏は、会誌「日本の科学者」1月号の特集:「国際原子力ムラ――その虚像と実像」に
「がんリスクは10ミリシーベルトでも有意に増加」と題する論文を発表なさっています。
氏は、そのなかで約20万人の日本の原発労働者疫学調査(インターネットで公開されている)で
平均累積線量13.3mSvでがん死が有意に増加している事実を指摘しています。
講演では、この論文の趣旨で従来軽視されてきた低線量被ばくについて論じていただく予定です。
<2012年度北海道科学シンポジウム開催のお知らせ>
日時:2012年10月27日(土)9:30~16:30
場所:札幌エルプラザ(札幌市男女共同参画センター)4F 中研修室
〒060-0808札幌市北区北8条西3丁目/Tel 011-728-1222
○午前(9:30~12:30):一般研究発表
・若手発表の部(午前前半)
・一般会員発表の部(午前後半)
○午後(13:30~16:30): 【市民公開シンポジウム】
テーマ:TPPで北海道の暮らしや産業はどうなるか?
報告;「グローバル化する日本経済の現状からTPPを考える」
北海道大学名誉教授 三島徳三
報告;「医療分野からTPPの問題点をみる」
北海道民医連会長 堺 慎
報告;「金融・保険分野のTPPのねらいは、簡保と共済」
北海道地域・自治体問題研究所 事務局長 三浦泰裕
パネルディスカッション
コーディネータ 酪農学園大学特任教授 中原准一
【一般研究発表】(発表時間は、質問時間を入れて30分)
姫宮 利融(北海道支部個人会員)「文明批判としての『老子』と『荘子』」
井上大樹(北海道文教大学)「シチズンシップ教育の現代的課題――
『原発出前授業』の事例を通して」
高畑 滋(北海道支部個人会員)「生物多様性保全からみた銭函風力発電計画の 環境影響評価」
後藤美智子(北海道支部第三水曜の会)「この現状を無視して推進するのか~大規 模風力発電による超・低周波音問題の新展開~」
清野政明(北海道支部個人会員)「北海道の地震活動と幌延」
参加費:一般会員1,000円(学生・院生500円)
午後の市民公開シンポジウムのみに参加される方からは資料代500円頂きます。
主催 日本科学者会議北海道支部(jsa-hokkaido@mc6.sings.jp)
4月20日 新入院生学生歓迎講演会
原発に頼らない社会は可能か
-自然エネルギー社会への展望-
講師:大友詔雄 氏
(自然エネルギー研究センター(株)センター長,北大工学部出身)
日 時 4月27日(金) 18時30分~20時
会 場 北海道大学情報教育館3階 スタジオ型多目的中講義室
(札幌市北区北17条西8丁目北大図書館北分館横)
参加費 大学院生・学生:無料 その他:300円
主 催 日本科学者会議北大分会
(メール: jsa-hokkaido@mc6.sings.jp )
後 援 北大生協
(講演者紹介:大友さんは、北海道大学大学院工学研究科を修了後、同工学部の助手,
原子力利用技術を研究。その後,原子力技術の安全性に疑念を持ち、太陽光や風力
などの自然エネルギーの研究に研究テーマを変更。北大在職中から自然エネルギー
研究センター(株)(NERC)を設立し、現在自然エネルギーの普及を目指して
精力的に活動。)
考えてみませんか,原子力発電は必要悪として安易に再稼働して良いのでしょうか
昨年の3月、福島原子力発電所の事故以来、原発の安全性が問題になっています。
福島原子力発電所事故は,原発事故の復旧は非常に困難であることを教えています.
いまだに、原発の状態を正確な把握、放射能に汚染された大量の冷却水や原発事故で
放出された放射能物質の処理,などなど.放射能物質の危険性,寿命の長さからくる
さまざまな問題が,浮かび上がっています。最近マスコミの報道は少なくなったとはいえ,
問題がなくなった訳では有りません。原発は必要悪なのか,エネルギーを輸入し
製品の輸出に頼らざるを得ない日本の社会は立ち行かなくなるのかなど,
いろいろ考えるべきだと思います。
自然エネルギー活用の可能性は
そこで今回の講演会では、以前から原発の危険性を指摘されて
いた大友 詔雄さん(もと北大工学部原子力工学科の先生で、
日本原子力研究所の原子炉物理研究専門委員を歴任)に,原 子力発電の問題を
わかりやすく解説していただきながら,原子力発電にたよらない
自然エネルギーの可能性について,科学的に 講演していただきます。
大友さんは北大在職中に原発の安全性に疑問を持ち、株式会 社
NERC自然エネルギーセンターを設立し、自然エネルギーの開発普及の研究を
進めています。2007年に行なわれた原子力委員会主催「市民参加懇談会in札幌」にも,
パネリストとして参加され,福島原発事故以前から,原子力発電の問題点を
指摘されています。ぜひご参加ください。
2011/11/13
シンポジウムのお知らせ
「 東日本大震災:超巨大地震・津波
被害、福島原発災害を考える」
災害からの回復、今後にしなければならないこと、未来のための選択の指針を
ともに考えたいと思います。
とき:2011年12月3日(土)、13時開場、13時15分開会、17時終了
場所:北海道クリスチャンセンター・2階ホール(札幌市北区北7条西6丁目)
報告者:岡田弘氏(北大名誉教授)
「東日本大震災から何を学ぶか・・直撃回避への道」
松井英介氏(岐阜環境医学研究所)
「『低線量』内部被曝と健康障害」
大友詔雄氏((株)NERC(自然エネルギー研究センター)センター長)
「転換期を迎えた自然エネルギーの現状と今後の可能性」
主催:東日本大震災問題シンポジウム実行委員会
(原発問題全道連絡会、自由法曹団道支部、全大教北海道、日本科学者会議道支部、 北海道民医連)
参加費:500円
問い合わせ先:日本科学者会議北海道支部(e-mail:jsa-hokkaido@mc6.sings.jp,
電話・ファクス:011-707-2299)
ポスター
会場案内チラシ
2011/7/25 ミニシンポジウムを開催します。
ご関心のある方は、是非ご参加ください。
なお、11月に本格シンポジウムを開催する予定です。
科学者会議北海道支部事務局長(代行) 江見清次郎
****************** ミニシンポジウム
「東日本大震災;超巨大地震・津波災害、福島第1原発災害を考える」
・8月6日(土)13:30-17:00
・北大工学部A151会議室(工学部正面玄関入り1階左手奥)
札幌市北区北12条西5丁目
・報告者、内容及び時間
(1)岡田「超巨大地震・津波:その実像と減災対策」40分
(2)清野「原発の地震津波に対する安全性」(コメント・10分)
(3)加藤「福島原発の現状:被害の実像と今後の推移」40分
(4)姫宮「原発機器の金属疲労について」(コメント・10分)
(5)石崎「福島原発による放射能汚染及び泊・大間原発」(コメント・10分)
(6)清野「原発にかわるエネルギー:自然エネルギーの可能性、方向性」40分
報告後、意見交換を行う。
最後に、本格シンポジウムの開催(提案)について30分くらい議論する。
・参加者はJSA会員プラス関係団体の代表者を対象とする。
☆委員の募集―支部会員から委員の希望者を募集します。希望者は下記までご連絡ください。
連絡先:日本科学者会議道支部大震災問題特別研究委員会(代表:江見)
Eメール jsa-hokkaido@mc6.sings.jp(支部事務所)
電話 011-706-5556(北大環境保全センター)、FAX 011-706-7800(同)
2011/4/24 新入院生学生歓迎講演会のお知らせ
岐路に立つ大学―科学と社会―
講師:福 地 保 馬 氏
(北海道大学名誉教授・科学者会議北海道支部代表幹事)
日 時 5月12日(木) 18時30分から
会 場 北海道大学百年記念会館大会議室
(北区北9条西6丁目)
参加費 無料
主 催 科学者会議北大分会
福地さんは、北海道大学医学部を卒業され、公衆衛生学を専門とし、労働衛生学や環
境衛生学の立場から、公害問題、空気汚染による健康問題、など幅広い問題をとりあげ
活躍されて来ております。東北大震災や福島原発問題が大きく注目される中、あらため
て専門と社会との関係をとらえかえす良い機会となるとおもいますのでご参加をお願い します。
2011 /4/24 北海道支部ニュース(No. 327) をアッ
プしました
2011 /4/24 東日本太平洋沖地震・津波災害および福島第 1 原子力発電所問題に関する 私たちの見解を発表しました
2010/10/13 2010年度北海道科学シンポジウムのお知らせ
日 時:2010年10月30日(土)10:30~17:00
会 場:北海道大学文系総合教育研究棟W203室(札幌市北区北10条西7丁目)
参加費:一般会員1,000円(学生・院生500円)
午後の市民公開シンポジウムのみに参加する方からは資料代500円いただきます。
午前(10時30分~13時):一般研究発表(発表時間25分、質問時間5分)
姫宮 利融(北海道支部個人会員)「学術振興会の産学協力研究委員会の特徴」
姉崎 洋一(北海道大学大学院教育学研究院)「アカデミックキャピタリズムと大
学評価文化を超えて -大学改革への批判的視点から」
東山 寛(北海道大学大学院農学研究院)「民主党『農業者戸別所得補償制度』 を点検する」
後藤美智子(北海道支部第三水曜の会)「大規模風力発電事業の推進の陰で
-『健康被害者と自然環境の切捨て』の実態と構造 -」
高畑 滋(北海道支部個人会員)「生態系保全からみた銭函自然海岸風力発電計画の問題点」
午後(14時~17時):市民公開シンポジウム
テーマ:「宮崎県・口蹄疫 - 対応と課題から」
コーディネーター:中原 准一(酪農学園大学)
報告
? 高橋 俊彦(釧路地区NOSAI 西部事業センター センター長)
「主要酪農地帯の獣医師として口蹄疫を考える
- 宮崎口蹄疫の現地対策から見えたもの -」
? 永幡 肇(酪農学園大学獣医学部 教授 獣医衛生学研究室)
「現地、宮崎県で口蹄疫防疫に携わって」
討論
夕方(17:30~):懇親会
市民公開講座「宮崎県・口蹄疫 - 対応と課題から」
2010年4月20日、宮崎県都農町で口蹄疫感染疑いが確認されて以降、県下11市町(県内26市町村
のうち)で口蹄疫の発症がみられた。発症農場数は292か所(県内畜産農家の28%)に達する。
牛68,266頭(県全体の約22%)、豚220,034頭(県全体の約24%)、その他(ヤギ、羊、イノシシ、水牛など)343頭、計
288,643頭の家畜が殺処分された。
被害予想額は、畜産農家の825億円をはじめ関連産業、卸・小売り、飲食、宿泊、サービス、運輸などをふくめると総額(2010年を含む5年
間で)2,350億円に達する(「朝日新聞」2010年8月18日付)。
宮崎県畜産関係者の経済的、精神的打撃は、極めて甚大で未曾有のものであり、再建をはかるにも多大の困難を予想せざるを得ない。しかし、
2010年9月
から牛の生体市場も再開されセリが始まり家畜の再導入などもみられ、徐々に復興の兆しもうかがえる。2010年10月6日、農林水産省は
OIE(国際獣疫
局事務局・本部パリ)に「清浄国認定」を申請した。2011年2月開催予定のOIE科学委員会で清浄国と認められれば、日本からの食肉輸出が
再開できる。
口蹄疫は、ウイルスが偶蹄類の動物(蹄が偶数に分かれた動物、牛、豚、羊、ヤギなど)に感染して起こる病気である。口蹄疫が発生すると、家
畜伝染病予防
法に定める法定伝染病として防疫措置が取られる。口蹄疫の恐ろしさは、その伝染力の強さにある。その強力な「伝染力」について、北海道大学大
学院獣医学研 究科の迫田 義博准教授は次のように指摘する。
「① 牛が感染しやすい動物であること、② 豚が感染すると大量のウイルスをまき散らすこと、③ ウイルスそのものが衣服や車に付着しても
動物への感染
力をなかなか失わないこと、④ よく使われる消毒薬が効かないこと、そして⑤ ウイルスは目に見えない小さな粒であり人がウイルスの感染にす
ぐ気がつかな
いこと、などが要因」(迫田 義博「口蹄疫を知ろう」(社)北海道農業改良普及協会)『農家の友』2010年10月号、通巻734号、
pp.82~83)
「口蹄疫ウイルスに感染した牛は、大量のよだれを垂らし、口の中に潰瘍が見つかります。乳牛は乳頭に水疱ができ、乳量が減少します。豚は牛
よりも口蹄疫
ウイルスに感染しにくいのですが、一度感染すると大量のウイルスを排せつします。豚に感染すると蹄や舌などにはっきりとした水疱を形成しま
す。感染した動
物はまともに歩くことができず、食欲が低下し肉質が低下します。また子豚は感染すると急死します」(迫田、前傾稿、p.82)
今回の北海道科学シンポジウムは、農林水産省の要請を受けて北海道農政部から現地・宮崎に派遣され、口蹄疫防疫(殺処分)に立ち会った釧路地
区NOSAI
西部事業センター・センター長・高橋 俊彦氏、文部科学省の要請をうけて全国14獣医系大学から36名の獣医師資格を有する教員が口蹄疫感染
拡大防止活動
支援に派遣されたたがそのメンバーの一員としてワクチン投与等に携わった、酪農学園大学獣医学部(獣医衛生学教室)教授・永幡 肇氏のお二
人から報告い ただきます。
今回の市民公開シンポジウムでは、(1) 口蹄疫感染拡大防止のために費やされた努力、対策の実態を知る、(2) 今回の口蹄疫罹災から浮
かび上がる再 発防止の課題はなにかといったことを中心にご検討いただくことになります。会員のみなさまの積極的な参加をよびかけます。
2009年度北海道科学シンポジウム (2009/9)