39期第2回常任幹事会に出席して

 


621日午後と22日に第2回全国常任幹事会が東京であり、北海道から千葉が出席しました。科学者会議の全国的な会議は初めての経験ですが、北海道支部はそれなりに活発に活動しているとの印象をもちました。以下では、私の印象に残っていることを中心に報告します。

常任幹事会の任務を確認し、各部の構成が提案されました。千葉は研究企画部が割り当てられ、加藤さんは北海道地区担当責任者(副:千葉)になりました。

 研究活動では、15回総合学術研究集会の基本方針が討議されましたが、研究動向を把握し焦点を絞った魅力あるテーマ設定をいかに行うで活発な意見が交換された。研究委員会の名簿を承認したが、食料問題研究委員会では全国の農業や食料問題に関心のある会員の推薦、思想・文化研究員会では思想史(歴史学)、文学、文化史を専門とする若手の推薦希望が述べられている。北海道からもこれらの委員会に委員を推薦できないだろうかと思いました。「日本の科学者」の今後の予定が示されているが、支部が行ったシンポジウムなどをもとに積極的に記事を投稿してよいのではないかとの感想を持ちました。

組織強化では、会員間の横のつながりを強化する必要があるとの意見があり、北海道支部では会員名簿を作成したことを報告した。また夫婦会員の要望があることや個人会員の活動についても紹介いたしました。

 原水爆禁止2003年度世界大会科学者集会の準備状況、国立大学法人法案の審議状況とそれに対する取り組みとしてFAXで議員等に情報を送る取り組みについて報告があった。2005年をめどに国際会議の開催についても議論されていました。

JSAは多彩な活動を展開しており、我々の周りの多くの研究者に活動の場を用意していると感じることのできた会議であったと思っています。

(全国常幹:千葉正喜)


 

 

支部常任幹事会・事務局の動き

○第1回会議(5/31):1.全国常任幹事推薦 2.支部事務局体制確立 3.支部常幹任務分担の確認 4.支部大会のまとめ 5.その他(ミニシンポの反省、支部ニュース266、室蘭PCB処理施設問題)

○第2回会議(6/18):1.北海道科学シンポ 2.室蘭PCB処理施設問題 3.支部研究委員会 4.その他(市民講座、原水禁科学者集会、支部ニュース267

報告;1.全国大会 2.「非核の政府を求める北海道の会」入会 3.事務所倉庫書類整理

○第3回会議(7/23):1.北海道科学シンポ 2.第2回支部幹事会 3.「日本の科学者」編集委員会の報告とお願い(福地編集委員) .全国常幹報告(千葉全国常幹) .その他(「JSAの今後のあり方についての検討結果(答申)」、夏の学校2003 in 愛知、事務所倉庫書類整理、支部ニュース267

報告 1. 室蘭PCB処理施設問題、2. 原水禁科学者集会参加者、3. 道民教合研集会後援

 

    事務局会議(原則毎週水曜日18:3020:00

 今期現在まで6回(5/28, 6/4, 6,11, 7/3, 7/9, 7/30)開き支部運営・諸問題への取り組み等を論議している。

 

 

JSA全国大会(03.5.24-25.)感想(続報)

 


 今年の大会は代議員定数が66、出席は61名で2日間にわたって活発に議論された。

 青森支部からは核廃棄物などごみ問題は反対・抵抗運動になりがちで運動が広がらない、反対しつつもエネルギーのもとである創造的な運動も必要である、独法化の場合でも大学改革が大事だ、との発言があった。東京支部では院生会員が増えつつあり、競争的でない人間的つながりをもつJSAは院生全体の半数近くを占める社会人院生にとっても魅力があるのではないかと注目している、とのことであった。かねてより個人会員の活動が活発である宮城支部では個人会員で班をつくろうとしているようである。科学者は本来個人的であり個人加入になっている、班は便宜的なもので職場に限ることはないとの主旨であった。同感である。京都支部も23ケ月に1回集まっており、泊まりこみや新年会もやっているようである。

 活動方針で、昨年報道された大阪大学や神戸大学などにおける自衛隊との防衛戦略の共同研究などの軍学共同についてJSAの基本的立場を明快に示す必要がある、としていることについて、筆者は、学術会議第1回総会で出された声明、憲法第9条、そして学問の自由、の3点からの検討を要望した。

最初の点に関しては学者の戦争責任を明確にしなかったことが今をもたらしている。阪大の軍学共同については児玉・石井両議員などの抗議に対して「学問の自由だ」との反論があった、などの意見がだされた。

なお、筆者は6人(内全国常幹3人)で構成される起草委員会で大会宣言と3本の決議の案作りにたずさわるという貴重な経験をした。原案の準備がよかったため間に合わせることができたが、宿舎についたのは門限ぎりぎりの23時であった。起草委員会に先立つ懇親会では珍しくカレーライスなども用意されていて、十分お腹を満たして委員会に備えることができた。  (石崎健二)


 

 

JSA夏の学校2003 in 愛知

<若手研究者・大学院生の集い>

 

2003年9月13() 15(月・祝)  2泊3日

:名古屋港湾会館(名古屋市港区入船2丁目1-17

       JR or 近鉄名古屋駅から地下鉄「栄」駅経由名城線「名古屋港」駅

宿 :ハーバーロッジ なごや(名古屋市港区入船1丁目6-3

参加費:9,800円(全日参加:宿泊費含む、但し 交通費・食費・懇親会費別)

主なスケジュール:

    13日;平和に関する問題の分析(院生・研究者からの講演、話題提供)と取り

組み交流 、ポスターセッション(参加者による研究交流)

    14日;若手研究者からの報告(研究生活)、全員討論、懇親会

    15日;エキスカーション

 支部として、カンパにより費用の一部を補助することにしています。

  院生(会員外でも可)に積極的に働きかけ、次世代の会員拡大に・・・!

 

 

2003 北海道科学シンポジウム、北見開催で準備中

 

本年の科学シンポジウムは、懸案であった地方開催とすることで、北見開催をめざし、下記の通り北見工大班にお願いし準備を進めています。

 

日 時:2003年10月25日(土) 午後

    テーマ:地域の活性化・地域経済の自立化

 

久しぶりの地方開催です。日頃、顔を合わせる機会が少ない北見地区会員との交流の場として多くの方の積極的な参加をお願いいたします。